2022.05.09

業務用エアコンの馬力を選ぶ目安を知ろう

業務用エアコンを選ぶ時の大きなポイントとなる『馬力』

使う場所や面積、業種などで大きく変わるのを知っていますか？

業務用エアコン『馬力』とは

『馬力』とは能力を表す単位として業務用エアコンでは使われています。

１馬力＝２.８kw程の能力となっており、パッケージエアコンでの最小馬力である１.５馬力相当ですと、一般的なオフィスで約２４〜３５㎡程が目安となります。

馬力は数が高いほど能力も高いため冷房や暖房のパワーが強いということになります。

業務用エアコンの馬力の選定を小さくしすぎてしまうと、空調の効きが悪く感じたり、劣化が早まってしまい故障の原因となる場合もあります。

逆に高い馬力を選定しすぎてしまうと、必要ない電気代の支払いが生じてしまう場合もあり、業務用エアコンの馬力を選定することはかなり重要になっています。

業務用エアコンの馬力を選ぶときには、＂空調負荷＂計算が必要となってきます。

基本的に業務用エアコンの空調負荷は、床面積に対して建築構造や窓・ドアの数・天井高、業種や人の動き（窓・ドアの閉開頻度など）、熱源の有無等を考慮し計算されます。

馬力を選ぶ際に空調負荷の目安が低すぎてしまうと、選定された業務用エアコンの馬力も低くなってしまうため、効きが悪く感じたり、電気代が高くなってしまうこともあります。

家庭用エアコンと違い部屋の広さだけでは判断できない業務用エアコンの馬力を選定するときには、専門的知識が必要となるため業務用エアコンを専門とする業者にお願いすることをおすすめします。

事務所・保育園・幼稚園・学校・病院・ホテル・銀行・福祉施設等

比較的に空調が効きやすい場所等

一般商店・中規模までのスーパーマーケット・工場・倉庫・作業場等

人の出入りが多い、建物の天井が高い、機器の熱が発生する場所等

理容室・美容室・喫茶店・ＢＡＲ・エステサロン等

中規模以下の人の出入りが安定している場所

一般的な飲食店など（フードコート等を除く）

比較的に熱原が発生する頻度が高い場所

広さに対して馬力が高すぎれば、金銭的な負担が発生したり、逆に低すぎれば効きが悪かったり、劣化を早めて故障の原因になってしまう場合もあります。

適正な馬力を選ぶには部屋の広さだけでなく、使用用途や業種、熱源の多さ、建築構造などなど様々なことを考慮して空調負荷を計算し、馬力の目安を導きます。

しかし同じ広さの美容院であっても、同じ馬力が適正かというとそうではない場合もあり、空調負荷だけで馬力を選べるとも言い切れません。

そのため最適な業務用エアコンの馬力の選定には、専門的知識と経験が必要不可欠となります。

アルファシステムでは、業務用エアコン専門の担当者がお客様に合った最適なご提案をしています。お気軽にご相談ください。