簡単に業務用エアコンの掃除を自分でする方法と注意点
業務用エアコンをご使用中の方なら必ず出てくる掃除という悩み。
掃除をすることにより電気代の削減ができたりメリットがたくさんあるんです。
業務用エアコンの汚れが気になったら自分で掃除できる!
業務用エアコンであっても、家庭用エアコンと同じく自分で掃除することができます。
クリーニング業者にお願いしたときと同じ様にとはいきませんが、汚れが気になるたびにお願いしていたら、金銭的にも負担が大きくなってしまいます。
また定期的に掃除することで電気代の削減や、清潔感のある空気環境にすることができるので、かんたんな業務用エアコンの掃除を半年に一度を目安に行うことをおすすめします。
業務用エアコンを自分で掃除する方法・室内機編
①室内機の形を確認
室内機の形ごとに、フィルターの外し方・注意点・作業内容が違いますので
必ず『説明書を確認しながら』安全に行ってください。
☆室内機の種類☆
天井埋込形カセット形 掃除かんたん度★★★☆☆
天井に埋まっていて、パネルだけが表にでているタイプ
天井に設置されているため、脚立などに上って掃除しなければならない。
メーカーや形によってパネルの開き方が異なるが比較的かんたんに開けることができる。
天井吊形 掃除かんたん度★★★☆☆
天井から吊り下げられているタイプ
天井に設置されているため、脚立などに上って掃除しなければならない。
フィルターの部分だけパネルをかんたんに開けることができる。
壁掛形 掃除かんたん度★★★★☆
家庭用エアコンでもみかける壁面についているタイプ
家庭用エアコンと同じ方法で掃除することができ、
比較的簡単に掃除することができる。
床置形 掃除かんたん度★★★★★
床に置かれているタイプ
手が届きやすいためパネルが開けやすい。
フィルターの掃除や本体の拭き掃除も脚立等不要でかんたんに掃除できる。
ダクトタイプ・ビルトイン 掃除かんたん度★★☆☆☆
本体が天井に埋め込まれていて、吸込口・吹出口だけがでている。
天井に設置されているため、脚立などに上って掃除しなければならない。
吸込口・吹出口は掃除できるが中のダクトは行うことができない。
②エアコンフィルターを掃除
【用意するもの】
・掃除機
・歯ブラシ
・水
・フィルターが入るくらいの容器
・ドライヤー
・中性洗剤(汚れが気になる場合のみ)
1ヶ月に一度はホコリをかんたんにとるフィルター掃除を、半年に一度は水洗いでのフィルター掃除をおすすめします。
*ホコリをかんたんに取る方法*
⑴業務用エアコンのブレーカーを落とします。(感電を防止するため電源ではなく必ずブレーカーを落としてください。)
⑵パネルを開けてフィルターを外します。(パネルの開け方は取扱説明書を確認してください。)
⑶フィルターについたホコリを掃除機で吸います。(裏表の両方から吸うことでホコリが取れやすくなります。)
⑷吸いきれなかったホコリを歯ブラシで優しく取ります。(力強くやってしまうとフィルターを痛めてしまいますので注意して下さい)
⑸パネルに戻して終了。
*フィルターを水洗いする方法*
⑴業務用エアコンのブレーカーを落とします。(感電を防止するため電源ではなく必ずブレーカーを落としてください。)
⑵パネルを開けてフィルターを外します。(パネルの開け方は取扱説明書を確認してください。)
⑶フィルターについたホコリを掃除機で吸います。(裏表の両方から吸うことでホコリが取れやすくなります。)
⑷吸いきれなかったホコリを歯ブラシで優しく取ります。(力強くやってしまうとフィルターを痛めてしまいますので注意して下さい。)
※必ず⑴〜⑷を行ってから⑸に移動してください。
⑸容器にフィルターを入れ、歯ブラシに水をつけて汚れを取る。(このとき汚れが取れない場合は中性洗剤をつける。)
⑹ドライヤーである程度乾かす。
⑺天日干しをする。(しっかり水分を乾かせていないと、カビの原因となります。)
⑻パネルに戻して終了。
③エアコンのファンを掃除(ターボファン)
半年に一度を目安におすすめします。
【用意するもの】
・ぞうきん2枚
・水
⑴業務用エアコンのブレーカーを落とします。(感電を防止するため電源ではなく必ずブレーカーを落としてください。)
⑵パネルを開ける。(パネルの開け方は取扱説明書を確認してください。)
⑶ファンを濡れたぞうきんで拭く。
⑷ファンを乾いたぞうきんで水分が残らないようしっかり拭く。
⑸パネルを閉じて終了。
④パネルや外装の掃除
半年に一度を目安におすすめします。
【用意するもの】
・ぞうきん
・モップ等
⑴業務用エアコンのブレーカーを落とします。(感電を防止するため電源ではなく必ずブレーカーを落としてください。)
⑵パネルや本体についたホコリをぞうきんやモップで落とします。(見えている部分を簡単に拭き掃除する程度にしましょう。無理に手を入れて拭いてしまったりすると、故障やけがの原因になってしまします。)
業務用エアコンを自分で掃除する方法・室外機編
室外機は外に置かれている場合が多く、砂埃や雨風を直接受けるため汚れやすくなっています。
室外機の汚れを放置すると本来の業務用エアコンのパワーを発揮できず省エネ性がダウンしてしまいますので、定期的に掃除しましょう。
また室外機の半径20cm周りに雑草が生えていたり、障害物がある場合も業務用エアコンの能力を下げてしまいますので、整理しましょう。
*室外機の掃除方法*
【用意するもの】
・ほうき
・ぞうきん
・歯ブラシ
・水
⑴業務用エアコンのブレーカーを落とします。(感電を防止するため電源ではなく必ずブレーカーを落としてください。)
⑵ほうきやぞうきんで室外機についた砂埃などを落とします。
⑶室外機の裏側や横に銀色の金属板(熱交換器)を濡れたぞうきんで拭きます。
⑷⑶で落としきれなかったよごれを歯ブラシで落とします。
⑸室外機の周り20cm以内の砂埃などをほうきで掃き掃除します。
⑹ドレンホース(水がでてくるホース)の中の歯ブラシでよごれを取ります。(ホースの中が詰まっていると水漏れの原因となります。)
▲注意点▲
- 業務用エアコンを必要以上に分解しない。
- 配線等の専門的な部分には触れない。
- 高所での作業は障害物など、十分注意する。
- 力任せに外したり、拭いたりしない。
- 必ず説明書を読んで行う
業務用エアコンのかんたんな掃除は自分でできる。
半年に一度を目安にかんたんな掃除をすることで、業務用エアコン本来のパワーを発揮します。
パワーを発揮することにより、省エネ性が上がり電気代の削減をすることができたり、定期的な掃除により、故障の原因を減らすこともできます。
ホコリがつまったフィルターの空気を吸っているより綺麗なフィルターの空気を吸いたいですよね。
業務用エアコンを定期的に掃除して、快適な空気環境を手に入れましょう。
まとめ
・業務用エアコンは自分でかんたんに掃除できる。
・業務用エアコンを掃除することで、電気代の削減になる。
・業務用エアコンを掃除することで、メリットがたくさん。
・業務用エアコンの掃除は半年に一度を目安に行う。
アルファシステムでは、業務用エアコンの分解洗浄もお受けしておりますので、よりキレイにしたい場合はお気軽にご相談ください。