業務用エアコンの同時運転と個別運転の違いとは?
業務用エアコンを複数台設置する際に重要なポイントとなっているのが『個別運転or同時運転』かということです。違いを知って快適な環境と電気代節約の一石二鳥を手に入れよう!
1つの室外機で複数の室内機を「同時or個別」運転
家庭用エアコンは、1つの室外機に対し1つの室外機で運転しています。一方、業務用エアコンは、1つの室外機に対し複数台の室内機を運転させることも可能となっています。
室外機を置くスペースが少ない場合でも1台の室外機で複数台の室内機が設置できることや、室外機の台数が減ることで費用も抑えることができます。
同時運転
業務用エアコンの同時運転は、複数台の室内機を同時に同じ設定温度で運転
基本的に室内機の台数1~4台に対しリモコンは1台
ワンフロアのオフィス・工場・体育館・ホールなど広い空間に複数台の室内機が必要な場所に向いている。
個別運転
業務用エアコンの個別運転は、複数台の室内機をそれぞれ個別に運転。設定温度やON・OFFを室内機ごとに設定可能。
室内機1台に対し基本的にリモコンが1台
オフィス・教室・病院など各部屋に業務用エアコン設置が必要な場所に向いている。
各業務用エアコン主要メーカーでの呼ばれ方
「同時・個別」運転のメリット・デメリット
同時運転のメリットは1台のリモコンですべての室内機を運転させることができることです。広いフロアを一気に同じ設定温度で運転するため効率よく運転することができますが、同じ温度設定ですべての室内機が運転していまうことで壁等で仕切られている場合、使用しない部屋の室内機まで運転してしまい無駄な電気代がかかってしまうデメリットがあります。
個別運転のメリットは、部屋ごとに温度設定を変えたりON・OFFができることです。個別運転は、普段使わない部屋の業務用エアコンを切って電気代の削減ができたり、各部屋ごとに業務用エアコンの設定温度を調整できるメリットがあります。
基本的にリモコンの設置場所は室内機ごとに別々であることが多いですが、一カ所に集中して設置されることもあります。
デメリットとしては個別運転にするとリモコンの台数分の費用、また工事費が同時運転よりもコストがかかります。
「同時・個別」運転を選ぶためのポイント
同時運転と個別運転の違いはなんとなくわかってもらえたでしょうか?
メリット・デメリットを見分けながら快適に電気代の削減をするために
実際に業務用エアコンを設置する重要なポイントをお伝えします。
1.部屋の広さに対しての必要な室内機の台数を知ろう!
2.部屋の数に対して必要なリモコンの台数を知ろう!
3.適切な室内機の馬力を知ろう!
4.適切な室内機の形を知ろう!
この4つのポイントをしっかり抑えるために1番重要なポイントそれは…
業務用エアコンの専門の知識豊富なプロに必ず相談することです。
業務用エアコンの同時運転・個別運転を選ぶには専門的な知識と経験が必要不可欠です。また現在同時運転・個別運転を使用していて買い替えご検討中の場合でも最新の業務用エアコンの性能はかなりグレードアップしているためこの機会に一度見直しをすることをおすすめします。
まとめ
*同時運転は1台のリモコンで複数台の室内機を稼働
*個別運転は室内機1台に対して1台のリモコンで稼働
*「同時・個別」運転のメリット・デメリットを見極める
*重要ポイントはプロに相談!!
アルファシステムでは、業務用エアコン専門の担当者がお客様に合った最適なご提案をしています。お気軽にご相談ください。